来歴】北区の滝野川地区の北部に連なる丘陵地で、江戸初期には欅の木が多かったといわれる。享保6年八代将軍吉宗が鷹狩りの途次、王子観音が自分の出生地紀州熊野からの勧請したものであることを知り、この山を同権現に寄進、桜数1000株を植え、その後16年を経た元文2年の3月にこの桜花の下で宴を開き、以後「民衆とともに楽しむJという吉宗の考えから、全山を開放し、歌舞仮装を許した。
所在 東京都北区滝野川町
平年開花日3月下旬〜4月上旬
【現状】寺の本堂に向かって左側に位置し、根本から約4 mの所で大枝は4本に分かれる。現在枝の上部は枯れているが、大枝の途中から垂れた枝は6 mにも達する。幹の下部には瘤がいくつかあり、樹齢300年以上と推定される。薄紅の枝垂桜で樹姿は均斉がとれており優雅である。 【...
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