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京都、常照皇寺御車返しの桜

【現状】本樹は寺の本堂の横に位置し北側と南側に幹が分かれている。北側のものは既に枯れていて、南側に仲びた幹から枝が数多く出て美しい花をつけている。花の色は白色で、原形を留めている里桜の中では最も長寿の桜と思われる。花の開花は、京都市内よりも2週間ほど遅れる。奈良八重桜も有名であるが、元樹は既に無く現在は若木を植えて育成中である。

【来歴】常照皇寺は臨済宗天龍寺派に所属する禅寺である。南北朝時代、北朝第一代光巖天皇が出家して開山したのが始まりで、御車返しの名は、後水尾天皇が御車を止め返して鑑賞されたことからこの名が付いたという。

所在京都府北桑田郡京北町 常照皇寺境内
周囲 3m
樹高 6m
樹齢 400年
   平年開花日4月中旬
常照皇寺は京都市内から北部の山間地区にあり周山街道に入り北山杉で有名な栗尾峠を越えさらに国道477号を走りこの寺に着きます。現在はこの桜は枯れて無くなり、代わって若木の桜が植えられて可憐な花を咲かせています。この写真は樹齢400年の常照皇寺御車返しの桜が最後に花を咲かせた頃の25年前の写真です。
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About 写真家 佐々木ゼン

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