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長野県、円満坊の桜並木

【現状】30年前の資料では7本あると書かれてあるが、現在残っているのは旧参道入り口にある2本で、天竜川を見下ろす山の中腹にあり樹勢は盛んである。その他に2本あるが、地上3m位で腐朽し僅かに花をつけていた。

【来歴】吉野時代から室町時代に初期にかけてこの地方にいた豪族が、功あって時の主権者から100本100種の桜の苗を下付され、大和の国吉野の分山として植えることを許されたものの名残りで、桜塚円満坊の老彼岸桜と呼ばれている。往時は豪族が年中行事のーつとして花見の宴を張り、一般民衆もこれに習い花見の客で賑わった。

所在 長野県下伊那郡松川町生田宇福与
周囲 4m
樹高 20m
樹齢 500年
平年開花日 4月上旬~中旬
伊那街道から山間に少し入ると円満坊の桜並木がある。往時は数十本の桜があったと思われますが、多くの桜は老木のため朽ちてしまったようです。写真は生き延びた桜で樹齢500年のエドヒガン桜の大木です。

写真の奥に円満坊があり、山道に幼稚園の園児が遊びに来ていました。右手前と奥に2本、朽ちながらも花を咲かせている老木がありました。桜並木は代々その時代の人々が手厚く保護をしない限り,存続は難しいです。

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About 写真家 佐々木ゼン

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