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福島県、乗丹坊手植の桜

【現状】花は淡紅色で、福島県の代表的な江戸彼岸桜の古木である。開花期は4月25日前後で、以前没雷の被害を受け衰弱していたが、昭和5 9年の春、県会津若松林業事務所によって補強蘇生工事が行なわれた。周囲は植林した杉に覆われている。

【来歴】この桜は会津恵日寺の僧、乗丹坊が挿木したものと伝えられる。この地方では、この桜を見て種蒔きをする風習があったことから「種蒔桜」または「木挿桜」とも呼ばれている。

県指定天然記念物
所在 福島県耶麻郡磐梯町大字磐梯字本寺恵日寺跡 磐梯神社境内
周囲 5m
樹高 10m
樹齢 800年
平年開花日 4月下旬
この桜はエドヒガン桜の老木で、史跡会津恵日寺の金堂の裏手にあり,2008年に国の史跡に指定されていた金堂が復元されました。史跡会津恵日寺は1200年の歴史があり東北地方では最古の寺院として昭和45年に国の史跡に指定され,現在は金堂の裏手にあるこの桜を見るには拝観料を払わなければ見る事が出来なくなりました。私がここを訪れた35年前は人気もほとんどなく近所の農家の老人が鍬を持って現れ、桜の回りの雑草を刈り取っていました。その老人は戦国の頃伊達政宗が磐梯町に攻め入り民家をことごとく燃やしひどい目にあったのだと,400年も前の事をつい最近起きた事のように話していた事が私の記憶に残っています。


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About 写真家 佐々木ゼン

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